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LINEのスタンプ事業を読み解く3つのポイント!

もはや知らない人はいないであろう無料でメッセージや通話のやりとりが出来るLINE。2014年9月現在で全世界での利用者数は4億人。日本のユーザーは5200万人になったと発表されました。人気に火をつけたのはスタンプの存在が大きいと言われてます。言葉では伝えづらい感情も、スタンプのキャラクターが表現してくれることで、言いやすくなる。このようにコミュニケーションの距離を縮めることに成功したことがスタンプの一番のすごさといえます。

そんなLINEのスタンプ事業を3つのポイントで読み解いてみました。

①スタンプ事業の現状

以前は企業が数百万〜数千万を支払わないと販売できなかったLINEのスタンプ。2014年4月から一般の方が制作・販売できるようになりました。スタンプ長者が生まれるなど、大きくスタンプをとりまく状況が変わってきています。

一般の人が作成したスタンプを登録販売できるのは「LINE CREATORS MARKET」

(1)LINEのアカウントを持っている人は誰でも登録できる

(2)審査を経た後で販売されるスタンプは、販売価格の半分(100円ならばそのうちの50円)が利益となる

(3)世界中4億人のユーザーがターゲットになる

これらの理由からスタンプのクリエーターが続々と増えているようです。

また、一般のクリエイターのスタンプの販売解禁から1ヶ月間のLINEがその状況を報告しています。スタンプの販売総額は1億5千万円を突破、販売額10位までの平均販売額は470万円を突破しているようです。9月現時点でのスタンプマーケットは約12億円へと急拡大しています。もし、1年間10位以内を続けるようなスタンプを販売することができれば、470万×12ヶ月×50% = 2820万の収入となります。これを考えるとスタンプ長者が生まれてきていることも頷けます。

ちなみに、こちらのスタンプの作者が、9月17日のグッドモーニングに取り上げられていました。すでに収入が1千万円を超えているとのことでした。

LINE stamp

②スタンプ長者になるには

多くのクリエイターがいる中にはプロのイラストレーターとして働いていた方々も多くいるようですが、絵がうまいからといって売れるわけではないようです。

上述したクリエイターがインタビューの中でいっていた売れるポイント、それは

「会話で使いやすいかどうか」

だそうです。事実、LINEもそのように報告しており、今後スタンプ長者を目指す人はそこを意識して作成してみるといいかもしれません。

Stamp sales

なお、イラストレーターなどのソフトが使えなくてもスタンプを作成、販売するための内容を上手にまとめたサイトがありましたので、こちらをご参照下さい。

http://teamsanta.info/web/978/

このサイトをみると、イラストレーターを使えない私もちょっと挑戦したくなってしまいました・・・が、絵心がない私にはやはり厳しいかもしれません。

 

③LINEに投資したい場合

LINEの株を買いたいんだけど・・と思われる方も多くいらっしゃると思います。実際に私も数名の方に「LINEの株って買うことが出来るの?」と聞かれた事があります。そもそもLINEですが、これは少し前まではサービスの名前だったのです。NHNジャパン株式会社が運営していましたが、2013年4月1日以降、LINE株式会社へと商号を変更しております。

しかし、LINE株式会社自体はまだ上場していません。親会社は韓国のNaver社です。(韓国での証券コードは<035420.KS>)今、LINEの株を購入したい場合にはこのNaver社の株を買えばよいということになります。

LINE株式会社の上場は2014年の秋頃を予定されています。上場時点での時価総額は1兆円を超えると見られており、その動向には市場関係者だけでなく、多くの方の注目が集まりそうです。

間違いなく、人気株となるであろうLINEの株。IPO(新規公開株)と呼ばれる、一般に販売される前に割引価格で購入することもできます。安く購入することができるため、IPO株は抽選で購入者が選ばれます。しかし、抽選への応募に関しては無料ですので、LINEの株が欲しいという方は証券口座を開いておくことをオススメ致します。