タグ別アーカイブ: 権利付最終日

株主優待について知ろう! 〜権利落ち日で株価はどう動いたのか〜

以前のコラムでは権利落ち日に関して説明致しました。株主優待をもらうために株を持っていないといけない日を権利付最終日といい、その翌日は権利落ち日と言って株を売却しても株主優待をもらえることから、株が売られる日としても知られています。

2014年9月25日が権利付最終日で、本日2014年9月26日の権利落ち日に実際に株が下がったのかを見てみましょう。

まずは日経平均です。9月25日の日経平均は16,374円。本日9月26日の日経平均は16,229円と145円(0.88%)下落しています。確かに下がっていますね。

では、実際に株主優待があった企業を見てみましょう。前回紹介した10万円以下で優待がもらえる企業に関してピックアップしてみたいと思います。以下が詳細です。これを読み解くと、

62銘柄中、上昇は7銘柄、下落は51銘柄、変化なし4銘柄

となりました。上昇率のトップは9898のサハダイヤモンドで11.76%の上昇、下落率のトップは7638のシーマで6.25%の下落でした。(元の価格が低いので、少し動いただけで大きく変わってしまう銘柄です)単純計算ですが、平均の下落率は1.49%でしたので、1.5%以上の優待利回りがあるものを購入しておけば、下落率分がカバーできることになります。少しでも皆様の銘柄選択の参考になれば幸いです。

NewImage

株主優待について知ろう! 〜2014年9月25日は権利付最終日〜

明日2014年9月25日は権利付最終日です。9月末に割当基準日を設定している企業は明日、株を保有していれば株主優待が貰えます!!権利付最終日は株主優待や配当を期待しての駆け込み需要がありますので、一般的には明日の株は上がりやすいと言われています。ただし、明後日は権利落ち日で株価が下がる傾向にありますので、よく考えて株を買ってみて下さい。

なお以前に紹介した通り10万円以下で買える株で株主優待が貰えるのはコチラ。株を買う上での参考にしてみてはいかがでしょうか?

10万円以下ではないですが個人的なオススメを記載させて頂きます。

男性向けはコロワイド。甘太郎などの居酒屋を運営する会社ですが、明日株を保有すると12月と3月に1万円ずつ優待券が送られてきます。本日時点では668,000円で株を購入することができますので、約3%もの利回りがあることになります。コロワイドが運営する居酒屋が近くにあるという人は是非検討してみて下さい。

またワタミもサラリーマンには心強い優待を用意しています。内容は500円の優待券が12回分です。1回の使用上限は1000円ですが、毎回ワタミを使っているという方は必見です。しかも、本日時点での株価は136,400円と大きなお金を出さずに買える金額になっていますので、一度優待を経験してみたいという方にオススメです。

女性向けのオススメはオリエンタルランドでしょうか。ご存知の方も多いですが、ディズニーランドを運営する会社です。オススメと言っても株主優待を得るには205万円もかかってしまいますが、ディズニーランドまたはディズニーシーで使える1dayパスポートが送られてきます。しかし、値下がりのことも考えなくてはいけません。今の株価は一株20,050円です。100株買うと、205万円ということは5円下がっただけで、5000円の損失になってしまいますので、少しの値下がりで1dayパスポート買えたじゃないか!!ということにもなりかねません。ただ、人気の株であることは間違いありませんので、検討候補の一つとして考えてみてはいかがでしょうか?

株主優待について知ろう! 〜2014年10月の優待株〜

2014年10月に株主優待が貰える株についてまとめてみましたので、ご確認下さい。

2014年10月末日に決算日を迎える株の権利付最終日は2014年10月28日です。(この日に持っていれば株主として登録され、株主優待が届きます)今から約1ヶ月間株を勉強しながら気になる銘柄を探して、優待品を狙ってみるのもいいかもしれませんね。

証券コード 会社名 優待内容 価格(2014年9月23日時点)の順に記載致します。  
(なお、証券コードをクリックすると、Yahoo ファイナンスの株主優待ページにリンクします。直近の株価も見れて便利です。) 

1766 東建コーポレーション ゴルフ観戦入場券or割引券 48,750円
1873 東日本ハウス 小麦のビール缶 12本セット 507,000円

2830 アヲハタ 自社商品1000円分 179,000円
2910 ロック・フィールド 工場見学 193,000円
2923 サトウ食品工業(株) 自社商品1000円相当 304,500円
3287 星野リゾート・リート投資法人 宿泊割引券2000円分 1,145,000円 
3318 メガネスーパー 30%割引券 5,100円
3329 東和フードサービス 優待食事券1500円分 2,639,000円
3361 トーエル 自社製品1500円相当 341,000円
3731 京王ズホールディングス QUOカード1000円分 57,400円
4355 ロングライフホールディング 老人ホーム優待券10万円分 39,400円
4666 パーク24 駐車サービス券2000円分 170,900円
7640 トップカルチャー レンタル優待券2000円or図書券1000円 156,300円
7968 TASAKI 商品10%割引券×2枚 110,900円
8079 正栄食品工業 菓子詰め合わせ1000円相当 89,600円
8917 ファースト住建 タンブラーセット 135,600円
9444 トーシン 携帯電話割引&ゴルフ招待券 58,600円
9603 エイチ・アイ・エス 優待割引券2000円 289,400円
9678 カナモト 商品3000円相当 3,780,000円
9824 泉洲電業 QUOカード1000円 187,900円 

また、2014年10月20日に決算日(権利確定日)を迎える会社は以下。 2014年10月15日(権利付最終日)に株をを持っておくことが必要です。

7959 オリバー カタログ商品50%割引券 1,295,000円

株主優待について知ろう! 〜権利付最終日と割当基準日について〜

前回の 〜株主優待を受けるには〜 のコラムの中で権利付最終日と、割当基準日(権利確定日)という言葉が出てきました。少し分かりづらかったかと思いますので、詳しく説明させて頂きます。

株主優待を手に入れるためには、割当基準日に株主として登録してされていないといけません。ここで登録されていると権利が確定することから権利確定日とも言われます。基本的には決算日と同じと考えていいでしょう。

そして、登録されるために株を持っていなくてはならない日、これが権利付最終日で割当基準日の3営業日前になります。営業日でカウントされることに気をつけて下さい。土日祝日はカウントしません。

2014年9月30日(月)が決算日の企業を例にとってみましょう。この企業から株主優待をもらうには、2014年9月30日に株主として企業に登録されている必要があります。企業はその3営業日前の権利付最終日である2014年9月25日(水)に株を持っている人を株主として登録することになります。以下のように考えて下さい。

2014年9月25日(水)・・・権利付最終日(3営業日前)
2014年9月26日(木)・・・権利落ち日(2営業日前)
2014年9月27日(金)・・・(1営業日前)
2014年9月28日(土)・・・カウントしない
2014年9月29日(日)・・・カウントしない
2014年9月30日(月)・・・割当基準日(権利確定日)

また、権利付最終日の翌営業日は「権利落ち日」と言います。この日に株を売ってしまっても、権利付最終日に株をもっていたことで株主として登録されます。

じゃあ、権利付き最終日に株を買って、権利落ち日に株を売れば株主優待をもらえばいいんじゃないの?と思われたかたも多くいると思います。もちろんこれでOKです。しかし、あなたと同じように考える人は世の中にたくさんいます。つまり権利付最終日に向かって株主優待を求めて株が買われるため株価は上がって行きますが、翌日の権利落ち日で売りたい人が多いため価格は下がるというわけです。

優待をとるか、株の価格が高い時に売るか、、難しい選択ですよね。
理論的には株主優待分だけ、株の価格が下がることになります。株主優待をもらったことがない人は、優待品が届く楽しさを味わうためにも株主優待をもらってみるとよいのではないでしょうか?

株主優待について知ろう! 〜株主優待を受けるには〜

これまで説明してきた通り、株主優待とは企業の株主に対するプレゼントです。株主優待を受けるためには、まず企業の株主になる(株を買う)必要があります。簡単にではありますが、そのステップをご紹介致します。ただし、株主になったからといって、すぐに株主優待がもらえるわけでありません。割当基準日(権利確定日)に株主として企業に登録されている必要があります。企業も株主の確認には時間がかかります。そのためには、割当基準日の3営業日前の権利付最終日に株を持っていることが条件となります。

このサイトをご覧の方には、株をやったことが無い人も多くいらっしゃると思います。まずは株主優待を受けるまでの以下の大きな6ステップを覚えて下さい。

NewImage

(1)まずは株を買うために、証券会社に口座を作ります。基本的に口座開設は無料です。また他の会社に口座を開設していても、別の会社で口座を作ることも可能ですので、まずはどこでもいいので口座を作りましょう。会社の違いは手数料の違いですが、まずはお試しと考えているのであればどこで口座を開いても構いません。証券会社と聞くと、野村證券や大和証券といった会社を思い浮かべるかたもいらっしゃると思いますが、こういった大手のネット口座は手数料が少し割高感があります。ですので手数料の安いネット証券大手を選べば間違いないでしょう。(SBI証券、楽天証券、GMOクリック証券、マネックス証券、松井証券といった大手から選べば問題ありません)

(2)口座が開設できても、最初その口座にはまだお金が入っていません。勉強と思ってなくなってもいいぐらいを入金しましょう。株主優待を受けられる株の中には5万円以下で購入できる株もありますので、お金がない人はそれぐらいを目安に考えるとよいかと思います。

(3)企業の優待品をチェックしましょう。応援したくて、なおかつ優待も魅力的な株を選べるといいと思います。優待品に関しては今後少しずつこのサイトの中で紹介して行きたいと思っています。

(4)欲しい株が決まったら、ネット口座から注文を出します。実は注文をだしても実は確実に株が買えるとは限りません。株には大きく2つの注文方法があります。(1)自分で買いたい価格を提示する指値注文、(2)値段を指定しない成り行き注文の二つです。指値注文は自分が500円で欲しいと思っていた株があったとしても、それ以上の価格で欲しい人たちばかりがいると、あなたの注文が受け付けられないということがあるのです。

(5)ですので、きっちりと株が買えたかどうか(約定するといいます)を確認しましょう。

(6)権利付最終日を待ちましょう。この日に持っていた人を企業は株主と認定します。

以上のステップを経ると、数ヶ月後に株主優待が届きますので、楽しみに待ちましょう!!