2014年9月17日の日本時間23時にNAHB住宅市場指数が発表されました。海外の経済統計情報は日本の株式市場が開く前に発表されるため、朝一の株価の動きに影響を与えることが多くあります。少しずつではありますが、その数字を読み解きながらポイントを紹介したいと思います。
①2014年9月17日 23時発表の結果
結果:59 予想:56 前回:55 (次回発表予定日:2014年10月16 日)
2005年11月以来、9年ぶりの高水準を記録。4ヶ月連続での上昇している。雇用の改善に伴って、6月頃から需要の回復が鮮明となっています。
②NAHB住宅市場指数について
英語名称:NAHB / Wells Fargo Housing Market Index
出所:全米ホームビルダー協会(NAHB)、Wells Fargo
サイト:http://www.nahb.org/
発表日時:月の中央
注目度:★★★☆☆
NAHB住宅市場指数とは
NAHBに加盟するメンバーの住宅建設業者に対する調査を基に作成される住宅市場の景況感指数で、1985円1月に調査が開始されています。およそ、400の調査回答を基に、(1)住宅販売(直近の新築一世帯住宅の販売動向)、(2)販売見通し(今後6ヶ月間の新築一世帯住宅の販売見通し)、(3)客足の3つの指数から計算されます。全ての項目は{ [ (良い/高い) - (悪い/低い) + 100] ÷2}で計算されています。NAHBは地域別(北東部、中西部、南部、西部)の指数も発表しています。
住宅市場指数が上がるということは、今後の景気拡大や住宅価格の上昇を予想している人が多いということで、ドルが買われやすくなります。(円安になるということになります)判断の分かれ目となる指数は50です。
Yahoo Financeのページが見やすいと思います。コチラをご参照下さい。
③数値を見る上でのポイント
1)NAHB住宅市場指数は、住宅着工件数との相関が高い
2)個人の住宅購買意欲を示す客足指数は、新築住宅販売の動向と相関が高い
このポイントを知っておくとよいでしょう。