カテゴリー別アーカイブ: 海外の情報を読み解く!

米・新築住宅販売件数を読み解く3つのポイント!

新築住宅販売件数は契約段階の新築住宅の売買件数を表す指標で、景気の活況を知る上で重要な指標として注目されています。この指標を3つのポイントで読み解いてみたいと思います!

英語名称:New Residential Sales
出所:センサス局(United States Census Bureau)
サイト:http://www.census.gov/construction/nrs/pdf/newressales.pdf
発表日時:月下旬 10:00 E.T.(前月分が発表されます)
(日本時間 夏時間(4-10月)23:00、冬時間(11-3月)24:00)
注目度:★★★★☆

 ①新築住宅販売件数とは?
新築住宅販売件数は契約段階の新築住宅の売買件数を表す指標です。販売向けの一世帯住宅が指標の対象となっており、多世帯住宅などは除外されています。販売件数の詳細として、地域別、建築段階別、販売価格別のデータも同時に発表されています。

②どこで確認できる?
米国のセンサス局が出すデータですので、英語のHPを見る必要があります。それでは分かりづらいという方はYahoo Financeなどでチェックされるのがよいでしょう。コチラから二つの指標が記載されているページにリンクしています。 

しかし、少しでも早く自分の目で確認したいという方はコチラをご確認下さい。以下のようなセンサス局の最新のニュースリリースにリンクしています。この中の赤で囲んだ最初の一文にある数値、ここでは504,000というのが8月に売買契約が成立した住宅の戸数を表しています。

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③統計を読み解いて投資に生かす!
基本的に住宅販売件数が前月よりも増加していると、住宅市場が活況になっていることを示しておりドルが買われる傾向にあります(円安)。また、景気全体の先行指標としても注目度の高い指標となります。株をみても、数値が好調に推移していく場合には、米国の建設株や不動産株が買われやすい状態であることが多いです。

新築住宅は建設許可がとれた時点で、販売可能在庫として計上されます。新築住宅在庫を販売月数で割った数字も非常に重要で、この数字が6-7ヶ月を超えはじめると住宅在庫が多いと見られて、景気の先行きを不安視する投資家も多いようです。(自分では読み解くのが難しいという方はご一報下さい。計算して指標を発表致します。)

米・住宅着工件数を読み解く3つのポイント!

住宅着工件数とは、1ヶ月の間に着工された新築住宅の戸数のことを指します。住宅市場の景気動向を測る数値ですが、日本でも景気が上向きの時に家を建てる人が多いことからも分かる通り、経済動向そのものを予測・確認するためにも用いられる数値となります。この住宅着工件数について3つのポイントから読み解いてみたいと思います。

英語名称:Housing Starts
出所:センサス局(United States Census Bureau)
サイト:http://www.census.gov/construction/nrc/pdf/newresconst.pdf
発表日時:2-3週目 8:30 E.T.(前月分が発表されます)
(日本時間 夏時間(4-10月)21:30、冬時間(11-3月)22:30)
注目度:★★★★☆

 ①住宅着工件数とは?
住宅着工件数とは、1ヶ月の間に着工された新築住宅の戸数です。センサス局では、種類別(一世帯、多世帯)、地域別(北東部、西部、中西部、南部)の詳細を公表しています。住宅着工件数は約9000カ所の建設事務所に対して、着工日や完工日などの聞き込み調査を基に作成されます。なお、着工日から完工日までの基本的な期間は一世帯住宅が6-7ヶ月、多世帯住宅が10-12ヶ月程度ということは基礎知識として覚えておきましょう。

②どこで確認できる?
米国のセンサス局が出すデータですので、英語のHPを見る必要があります。それでは分かりづらいという方はみんなの外為などでチェックされるのがよいでしょう。コチラから二つの指標が記載されているページにリンクしています。 

しかし、少しでも早く自分の目で確認したいという方はコチラをご確認下さい。以下のようなセンサス局の最新のニュースリリースにリンクしています。この中でHOUSING STARTSという項目が住宅着工件数を表します。この中の最初の一文にある数値、ここでは956,000というのが8月に着工を開始した住宅の戸数を表しています。

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③統計を読み解いて投資に生かす!
基本的に住宅着工件数が前月よりも増加していると、住宅市場が活況になっていることを示しておりドルが買われる傾向にあります(円安)。この数字の先行指標としてBUILING PERMITSの数字に注目している投資家も多くいます。この数字は住宅建設許可数といい、当月,来月の住宅着工の数字を予測する上で重要な数字となります。

株をみても、数値が好調に推移していく場合には、米国の建設株や不動産株が買われやすい状態であることが多いです。

米・輸入物価を読み解く3つのポイント!

輸入物価は米国居住者が外国から財やサービスを購入する際に支払う価格を調査した指数のことです。この指標を3つのポイントから読み解いてみたいと思います!

英語名称:Import Prices
出所:労働統計局(Bureau of Labor Statistics : BLS)
サイト:http://www.bls.gov/news.release/ximpim.toc.htm
発表日時:毎月中旬 8:30 E.T. (前月の数値が発表される)
(日本時間では 夏時間(4-10月)21:30、冬時間(11-3月)22:30)
注目度:★★☆

①輸入物価とは?
輸入物価は米国居住者が外国から財やサービスを購入する際に支払う価格を調査した物価指数のことです。海外からのインフレ圧力を調べる上で参考になる指標となります。インフレ圧力とはインフレに推移するような働きかけている要因のことで、食料品などの価格上昇やドル安などが挙げられます。

輸入物価指数は生産者物価指数(Producer price index)の動向を把握するために用いられるなど、インフレ局面において特に重要視される指標です。

②どこで確認できる?
米国の労働統計局が出すデータですので、英語のHPを見る必要があります。それでは分かりづらいという方はYahoo Financeなどでチェックされるのがよいでしょう。コチラから二つの指標が記載されているページにリンクしています。 

しかし、少しでも早く自分の目で確認したいという方はコチラをご確認下さい。以下のような労働統計局の最新のデータにリンクしています。赤の四角で囲った「U.S. Import and Export Price Indexes」をクリックしましょう。

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リンクをクリックすると、最新のニュースが記載されています。この画面を下にスクロールすると下のようなテーブルが現れます。この中の四角で囲ったあたりに最新の輸入物価が示されています。ここでいうと2014 August のAll importsにあたる-0.9というのが2014年8月の輸入物価の前月比(%)を表しています。

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③統計を読み解いて投資に生かす!
基本的に輸入物価指数が上がることは、景気が回復していると判断されドルが買われやすくなります(円安)。しかし投資家が重要視しているポイントとしては「Nonfuel imports」にあたる部分で、これは石油を除いた輸入物価となります。この値が上昇しているときが更にドルが買われやすくなる状況にあると言えますので、注目しておきましょう。

経済指標カレンダー(米)(2014年10月9日(木)〜10日(金))

2014年10月9日(木)〜10日(金)に発表予定の米国の経済重要指標は以下の通り。

日付
発表時間
指標
重要度
10/0921:30米・新規失業保険申請件数★★★★☆
10/1021:30米・輸入物価指数★★☆☆☆

米・雇用統計が発表されました!(2014年10月3日)

本日(2014年10月3日 日本時間21:30)に市場が注目する米・雇用統計が発表されました。
(雇用統計詳細はコチラ

発表前の予想値と実際の数値は以下の通りです。

非農業部門雇用者数変化:(事前予想)+21.5万人 →(結果)+24.8万人
失業率:(事前予想)6.1% →(結果)5.9%

本日の結果を直接ご覧になりたい方はコチラをご確認下さい。(英語での発表です)

市場の事前予想を大きく上回る雇用者数の増加と、失業率が低下していることがわかりました。これを受けて市場は米国経済の回復を好感し、ドルが大きく買われました。発表直後に急激なドル買いが行われた後も持続的なドル高が続いています。ここ数日、110円の壁に跳ね返されていましたが、さらなるドル高に進む可能性も高いのではないかと私は考えています。

発表直後のドル/円の動き

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次回雇用統計の発表日
2014年11月7日(金)22:30発表
11月からは夏時間ではなくなるので、日本時間の発表が10月よりも1時間遅くなることにご注意下さい。 

ミシガン大学消費者センチメント指数を読み解く3つのポイント!

消費者センチメント指数とは、消費者の家計や経済状況に対する「良い」「悪い」の度合いを調査して算出した指標のことです。消費者の動向を知る上で重要となる指標となるので、3つのポイントから読み解いてみたいと思います。

英語名称:Index of Consumer Sentiment
出所:ミシガン大学、トムソン・ロイター
サイト:http://thomsonreuters.com/financial/
発表日時:(速報)毎月第2金曜日 10:00 E.T. 日本時間 夏時間(4-10月)23:00、冬時間(11-3月)24:00)
注目度:★★★★☆

①ミシガン大学消費者センチメント指数とは?
ミシガン大学消費者センチメント指数とは、ミシガン大学のリサーチセンター実施する、消費者の景気に対するマインドを調査した指数です。速報値では300人、確報値では500人の成人男女を対象として調査をしています。調査は、家計状況、経済状況などの約50に渡る項目で構成されています。また、同時に将来の予想に対する期待指数も注目度の高い指数となります。

②どこで確認できる?
ミシガン大学消費者センチメント指数は米国のデータなので英語での発表になります。英語が苦手という方はみんなの外為などで確認するとよいでしょう。(コチラをご確認下さい)  

しかし、いち早く情報を収集するには、直接HPを確認するのが一番です。コチラをクリックするとトムソン・ロイターのHPにリンクしています。画面を一番下までスクロールすると、以下のような最近のニュースリリースを載せていいる部分が現れます。この中で「Thomson Reuters/University of Michigan」というタイトルの記事をクリックして下さい。

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記事をクリックすると、以下のような調査レポートが現れます。赤丸で示したように、表の一番上の「Index of Consumer Sentiment」が、ミシガン大学消費者センチメント指数となります。

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③ミシガン大学消費者センチメントを投資に生かす
ミシガン大学消費者センチメント指数は、毎月の指数のブレが大きい指標です。この数値が前月より上がっていれば、前月よりも消費者マインドは好調に推移しているぐらいの大雑把なイメージをもつことが大切です。その上で、以下の流れで消費者の動向を掴んで行く事が、FXや米国小売株の動向を掴む上で重要となってきます。

ミシガン大学消費者センチメント指数で消費者の動向の方向性を探る

小売売上高から方向性を確認

個人所得・支出統計データで経済動向を再確認 

 

 

米・個人所得・支出統計を読み解く3つのポイント!

個人所得・支出統計とは、米国の経済分析局が発表する米国在住の個人所得と支出に関する内訳を表した指標となります。個人所得は個人の消費の動向や雇用の状況を確認する上でも注目を集めている指標となります。この指標を3つのポイントから読み解いてみたいと思います!

英語名称:Personal Income and Outlays
出所:経済分析局(Bureau of Economic Analysis : BEA)
サイト:http://www.bea.gov/newsreleases/national/pi/pinewsrelease.htm
発表日時:毎月下旬 8:30 E.T. (前月の数値が発表される)
注目度:★★★★☆

①個人所得、支出の詳細を知る!
個人所得は「雇用者所得+自営業所得+利子・配当所得+移転所得(社会保障等)」から成り立っており、そこから「社会保障費 + 税負担」を引いたものが可処分所得となります。可処分所得は実際に使えるお金という認識を持って頂ければよいと思います。

個人支出は個人消費支出、利払い、移転支出で構成されています。

可処分所得から個人支出を引いたものが貯蓄と計算されます。

②どこで確認できる?
米国の経済分析局が出すデータですので、英語のHPを見る必要があります。それでは分かりづらいという方はYahoo Financeなどでチェックされるのがよいでしょう。コチラから二つの指標が記載されているページにリンクしています。 

しかし、少しでも早く自分の目で確認したいという方はコチラをご確認下さい。以下のような経済分析局の最新のデータにリンクしています。以下のように、赤の四角で囲った一番右のデータが最新のデータとなります。この中では一番上の「Pesronal income, current dollars」が個人所得の前月比を表しており、「Disposable personal income」が可処分所得を、「Personal consumption expenditures」が個人消費支出を表しています。

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③統計を読み解いて投資に生かす!
基本的に個人所得が増加している場合、消費の拡大に繋がることから経済が活性化していると考えられドルが買われます(円安に動く)。しかし、以下の流れで消費の動向を掴み、FX投資や小売業界の株を購入するための材料として見て頂くとよいかと思います。

ミシガン大学消費者センチメント指数で消費者の動向の方向性を探る

小売売上高から方向性を確認

個人所得・支出統計データで経済動向を再確認 

米・小売売上高を読み解く3つのポイント!

小売売上高は小売業と飲食店の売上をみた代表的な統計です。経済の動向は個人の消費が牽引していると言っても過言ではありません。その個人の消費動向を把握するために重要な指標となります。この小売売上高を3つのポイントから読み解いてみたいと思います!

英語名称:Monthly Sales for Retail Trade and Food Services Survey
出所:センサス局(United States Census Bureau)
サイト:http://www.census.gov/retail/
発表日時:毎月第9営業日前後 8:30 E.T.日本時間 夏時間(4-10月)21:30、冬時間(11-3月)22:30)
注目度:★★★★☆

①小売売上高とは?
小売売上高は小売業と飲食店の売上を表した統計で、速報値は商務省が発表するAMRTS (Advance Monthly Sales for Retail and Food Services Survey)に基づき作成されます。(この調査サンプルは約5000社)対象月末の約40日後にはサンプル数を増やし精度を高めた改定値が発表されます。

②どこで確認できる? 
米国センサス局が発表するデータですので、英語のHPを見る必要があります。それでは分かりづらいという方はYahoo Financeなどでチェックされるのがよいでしょう。 

しかし、いち早く自分の目で確認されたいという方はコチラをご確認下さい。最新の小売売上高のニュースにリンクさせて頂いています。英語が分かりづらいという方は、3ページをご覧下さい。Table 2という以下の表が出てくると思います。こちらの左上の赤丸で囲んだ数字が前月からの売上高全体の変化(%)を示しています。

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③数値をどのように読み解く?
基本的には数値がプラスであれば、前月よりも消費が活性化していることを表しており、ドルが買われる方向(円安)に動きます。しかし、
変動の大きい自動車の売上変化を除いた指数に注目することが重要です。上述した赤丸のすぐ下の数値「total (excl. motor vehicle & parts)」がこの値となります。ここもきちんとプラスであることが消費の活性化を確認する上で重要になります。

また、12月、1月に発表される数値は、年末のクリスマス商戦の結果を確認するために注目度が更に高まる傾向にあります。(米国では11-12月の2ヶ月の小売業の売上高が約2-3割を占めています。)

米・鉱工業生産指数を読み解く3つのポイント!

鉱工業生産指数は製造業、鉱業、公益業(電力・ガス)の生産に関する統計です。1919年に調査が開始されており、長期的な分析をするのにも有用であり、市場の注目度も高い指標となります。鉱工業生産指数を3つのポイントから読み解いてみたいと思います。

英語名称:Industrial Production and Capacity Utilization
出所:連邦準備制度理事会(FRB : Federal Reserve Board)
サイト:http://www.federalreserve.gov/releases/g17/current/
発表日時:毎月第15日前後 9:15 E.T. (日本時間 夏時間(4-10月)22:15、冬時間(11-3月)23:15)
注目度:★★★☆☆

①鉱工業生産指数とは?
鉱工業生産指数は、製造業、鉱業、公益業の生産に関する総合指数です。FRBによって発表されていますが、業種別、生産品目別にも指数を発表しており、それぞれの生産動向を分析する上でも使われる重要な指標です。

データは民間の企業や政府系機関から集められた、各業種の生産数量が用いられているが、数値の把握が困難な業種では雇用統計から得られる労働時間を基に推計されることもあります。速報発表後も5ヶ月間にわたり、新しく得られる情報を基に数値が修正されていきますが、やはり最初の速報値に注目が集まっています。

②どこで確認する?
鉱工業生産指数は米国のデータなので英語での発表になります。英語が苦手という方はYahoo Financeなどで確認するとよいでしょう。(コチラをご確認下さい) 

しかし、いち早く情報を収集するには、FRBのHPを確認するのが一番です。コチラをクリックするとFRBが発表する鉱工業生産指数に関する最新のニュースが確認出来ます。英語が読めない方は、表を見て頂くとよいでしょう。赤丸で囲んだ部分が最新の指数です。「-.1」とありますが、これは前月より-0.1ポイント値が下がったことになります。この値は2007年の生産指数を100として毎月の動きを追ったもので、2014年8月の生産指数が104.2だったことに対し、9月の生産指数は104.1と-0.1ポイント(パーセント)下がったという意味です。

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③どのように読み解く?
基本的には数値が上がるほど、生産が増えたことを表しており、経済が好調に推移していると判断されてドルが買われる(円安)の方向に動く材料になると言われています。しかし、鉱工業生産は製造業生産の値が最も大きなウェートを占めており、この数値が実質GDPと連動性が高いことから、こちらの数字もきっちり確認しておくようにしましょう。(これだけの数字はYahoo Financeとかにもでていないようなので、こちらでキッチリチェックですね)以下の赤丸の部分を確認するようにしておいて下さい。

また、業界毎の動向を測るためにも使えますので、米国株を持っている人はそれぞれの指標に注目しましょう。見方が知りたいという方はコメント下さい。時間がある時に出来る限りお答えさせて頂きます。

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エンパイア・ステート製造業指数を読み解く3つのポイント!

以前のコラムでフィラデルフィア連銀指数について説明しました。実はフィラデルフィア連銀以外でも、ニューヨーク連銀、リッチモンド連銀、ダラス連銀などが同様の指数を発表しています。中でもニューヨーク連銀が発表するエンパイア・ステート製造業指数は非常に注目を集める指標とされています。この指標を3つのポイントから読み解いてみたいと思います。

英語名称:Empire State Manufacturing Survey
出所:ニューヨーク連邦準備銀行(Federal Reserve Bank of Philadelphia)
サイト:http://www.ny.frb.org/survey/empire/empiresurvey_overview.html
発表日時:毎月第15日前後 8:30 E.T. (日本時間 夏時間(4-10月)21:30、冬時間(11-3月)22:30)
注目度:★★★☆☆

①エンパイア・ステート製造業指数とは?
エンパイア・ステート製造業指数とは、ニューヨーク連銀が担当するニューヨーク州の約200の製造業者幹部に対して調査を行って発表する景況感指数のこと。連銀が発表する指数の中では非常に重要な指数ですが、調査開始が2001年の7月ということもあり、フィラデルフィア連銀指数と合わせて分析されることが多い指標です。

②どこで確認する?
エンパイア・ステート製造業指数は米国のデータなので英語での発表になります。英語が苦手という方はYahoo Financeなどで確認するとよいでしょう。(コチラをご確認下さい) 

しかし、いち早く情報を収集するには、ニューヨーク連銀のHPを確認するのが一番です。コチラをクリックすると以下のようなチャートが現れます。オレンジの矢印で示した通り、カーソルをグラフの右端に持って行くと数値が合われます。この中で青色で示されるCurrent 27.54の数値がエンパイア・ステート製造業指数となります。

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③エンパイア・ステート製造業指数をFXにどう生かす?
フィラデルフィア連銀指数のコラムでも記載しましたが、以下の流れで景況感を確認することがポイントです。この中でもエンパイア・ステート製造業指数は一番早く発表されるデータですので、この流れをうまくつかんでドル価格の方向性を掴みましょう。

エンパイア・ステート製造業指数(15日に発表)で製造業の景況感の方向性を確認

フィラデルフィア連銀指数で方向性の正しさを再確認

シカゴ景況感指数でISM製造業指数の数値を予測
↓ 
ISM製造業指数の発表で数値確認