楽しく株を学ぶ 〜Lesson 1.0〜 そもそも株ってなに?

「楽しく株を学ぶ」のコラムに目を通して頂きましてありがとうございます。

Lesson 1.0 では、「そもそも株とは何なのか?」について執筆させて頂きたいと思います。株とは何かも分からないで株を買ってしまうのは全く意味がない、とは言いませんが非常にもったいないことだと思っています。株とは何か?を知る事が出来れば自分が経済のしくみの一員としてお金を出しているんだということが分かります。その意識をもって株を買って行くうちに「楽しく株を学ぶ」というタイトルの意味が少しずつ分かってくると信じています。

では、いきましょう。

株とは一言で表すと「企業が資金調達するために発行する証券のこと」です。
・・ これじゃ分かりづらいですよね。

新しい事業を起こしたいけどお金がない、世の中にはこういった企業がたくさんあります。このような企業が「成功したら利益を出すのでお金をだしてくれませんか?」と募るのことを「資金調達する」といいます。その時に発行するのが株です。つまり「お金を出した事の証明書」だと考えると分かりやすいかと思います。

これが株式会社の基本です。中小企業にも多くの株式会社がありますが、その多くは自分(または家族など)が資金をだして、自分に株式を発行しています。しかし、本当に多くの資金を調達したい場合には、不特定多数の人から資金を集めることが必要になります。「上場する」という言葉を耳にされたことがあると思います。これは不特定多数の人から資金調達をするために、しっかりと経営状況を報告していくことを条件に世の中の人に株を購入してもらうステージに立つ事を意味します。

投資家 企業 消費者の図

(絵の中の投資家に子どもがいますが、株式投資は親の責任のもと、未成年でも株を買う事が出来ます。)

会社の事業が軌道に乗り儲かれば、基本的には株を持っている人にも多くの利益がもたらされます。同時に、その株を他にも購入したいという人が現れ、お金を出した事の証明書である株自体が元の値段よりも高い値段で売買されるようになります。

これだけみるといいことばかりじゃないか!と思われるかもしれませんが、きちんとリスクも見ておく必要があります。それは、業績が悪くて会社が倒産するとなった場合には、基本的に株の価値がなくなります。つまり、業績が下がって行くだろうと思われる会社はその前に他の人にその権利を安くかってもらいたいという意識が働き、株が元の値段よりも安値で取引されるわけです。

まだよく分からないという人もいると思います。その場合は、企業の「応援チケット」だと思って株を見てみるといいのではないでしょうか。応援した企業がの株価が上がればお金を出した人も、企業もお互いハッピーです。しかし、応援チケットだからと考え過ぎてしまうと株が売れなくなるかもしれません。業績が下がったり事業がうまく行かない場合は、企業もあなたの期待に応えることができなかったということなので、また応援出来ると思った時に買ってあげることができるよう、一時的に株を売ればよいわけです。

このように考えるとなんか株を買ってみたいなと思われる人も多いのではないでしょうか?

株を買ってしまえばあなたは投資家になったともいえます。お気に入りの会社の株を買って、私投資家になりました!と言ってみてはいかがでしょうか?

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