楽しく株を学ぶ 〜Lesson 7.0〜 株式市場とは?

「楽しく株を学ぶ」のコラムに目を通して頂きましてありがとうございます。

Lesson 6.0において、株式市場に上場している企業は株を一般人に買ってもらうために企業の情報を公開するとお伝えしました。そこで、Lesson 7.0では株式市場について知っておくべき重要なポイントを3つお伝えさせて頂きます。

①日本の株式市場
日本には以下の4つの証券取引所があり、そこで株式の売買取引が行われています。

(1) 東京証券取引所
(2) 名古屋証券取引所
(3) 福岡証券取引所
(4) 札幌証券取引所

よくニュースなどで、東証一部上場という言葉を聞いたことがあるかと思います。東証とは東京証券取引所の略で、その中でも市場一部での株の売買が始まったことを意味します。市場一部とは、野球の1軍、2軍のイメージだと思って下さい。1軍での株の売買は、業績など様々な厳しい審査を受けた企業しか取引ができません。それだけに企業のステータスともなっていますし、倒産等のリスクの低い会社が上場しています。

②東京証券取引所について
日本の中で最も知名度が高い、東京証券取引所について詳細を説明します。先ほど、一部、二部と説明しましたが、東京証券取引所にはその他にもマザーズやJASDAQ、Tokyo Pro Marketなど市場があります。それぞれの市場を簡単に説明しましょう。

市場一部・二部
国内外を代表する大企業・中堅企業が上場する日本の中心的な株式市場です。特に、市場第一部は株式売買の多くを海外投資家が占める国際的な市場として、市場の規模や流動性においても世界のトップクラスとなっています。

マザーズ
近い将来の市場第一部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場です。そのため企業には「高い成長可能性」が求められています。

JASDAQ(ジャスダック)
1.信頼性、2.革新性、3.地域・国際性という3つのコンセプトを掲げる市場です。また以下の2つの区分があります。
①一定の事業規模と実績を有する成長企業を対象とした「スタンダード」、
②特色ある技術やビジネスモデルを有し、より将来の成長可能性に富んだ企業群を対象とした「グロース」

Tokyo Pro Market
2008年の金融商品取引法改正により導入された「プロ向け市場制度」に基づき設立された市場。 

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③世界の主要証券取引所について
時価総額ランキング(2013年5月時点の世界取引所連合の数字)

1位 ニューヨーク証券取引所 (アメリカ・ニューヨーク) 15兆8695億ドル
2位 ナスダック(NASDAQ) (アメリカ・ニューヨーク)  5兆2795億ドル
3位 東京証券取引所 (日本)             4兆2329億ドル
4位 ロンドン証券取引所 (イギリス・ロンドン)      3兆8284億ドル
5位 ユーロネクスト (フランス・パリ)          3兆0369億ドル
6位 香港証券取引所 (中国・香港)            2兆8734億ドル
7位 上海証券取引所 (中国・上海)            2兆6459億ドル

東京証券取引所は世界で3位の時価総額の企業の株を取り扱っていることになります。

 

 

 

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