楽しく株を学ぶ 〜Lesson 3.0〜 企業の業績と株価

「楽しく株を学ぶ」のコラムに目を通して頂きましてありがとうございます。

Lesson 3.0 では「企業の業績と株価との関係」について執筆させて頂きたいと思います。

今までのレッスンの中で、株式投資は企業の成長のために必要で、その企業が成長すれば株価も上がってお互い幸せになれるとお伝えしました。しかし、本当にそうなの?という声も多くあると思います。あくまでも楽しむ学ぶ観点から答えをお伝えすると、「そうです!」とお答えさせて下さい。

大きな視点でみれば、企業が成長する時には株価も成長していきます。もしそうでなければ株式市場は成り立ちません。証券会社があるということが一つの証明なのではないかと私は思います。また株を生業にしている企業は山ほどありますが、競馬や競輪のようなギャンブルを生業にしている企業はありませんよね。

データでも実際に確認してみましょう。

日経平均株価(平均値)の増減率と、企業経常利益の増減率を2001年度から2013年度までを計算してグラフに表してみました。ややこしいことはおいておいて、形が似ている!ぐらいのイメージをもって頂ければ構いません。これが似ているということは実際に企業の利益が上がると時は、株価も上昇しているんだということになるわけです。

株価は景気の先行指数とも言われます。これは景気がよくなるだろうなと投資家が予測をした時点で株価が動くということです。事実、このグラフの株価は年度の平均値をとっていますので、企業の業績変動と6ヶ月前の株価の動きが似ているということを表しています。

このような理由から企業の業績を分析して株価を予想するプロ(証券アナリストと呼ばれます)がいるということです。

(計算方法は Lesson 3.1に記載しますが、少し難しい話になるので興味がある方だけ読まれてください。)

NewImage

 (出所:財務省法人企業統計調査と日経平均株価から著者作成)

これはあくまでも株全体を見渡した話になります。個別の株が必ずしも業績がいいからといって上がる訳ではありませんが、企業の応援チケットである株を買ってみてもいいのかな?という皆さんの気持ちの支えになれば嬉しいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>