8月の外食産業を読み解く3つのポイント!

8月の外食産業の動向が出そろいましたので、現状を3つのポイントから読み解いてみたいと思います。

8月の外食産業月次結果一覧

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①業績回復の企業が増えてきた。
動向を確認した 31社のうち、21社が既存店売上高で前年同期比プラスとなりました。景気の回復が言われ続けてからも外食産業は厳しい状況が続いていましたが、ようやく業績の回復が見えてきたようです。この数字を読み解くと業績の回復の要因は客単価を上げたことに起因しています。安売り競争を続けてきた業界がようやく全体的に価格を上げる方向で動いてきたことは業界にとってプラスとなると思います。(消費者の立場からすると厳しいですが)

②客数はまだまだ回復せず
結果を確認すると、31社中、11社しか客数を前年より伸ばせていません。以前にこちらのコラムで紹介しましたが、客数が回復しているところは、高単価の業態から飲みの客を取り込んだことが挙げられます。客数を伸ばす戦略をどのように練るか、これが業績回復の一番のポイントとなるようです。 

③客数、客単価が大きく回復してきたトリドールに注目

8月のトリドールの月次情報を確認すると、客足、客単価ともに大きく回復してきています。これは初めて行ったTVCMによるところが大きいと思われます。以下に月次情報と株価を載せました。やはり、8月からの業績回復を予想して、株価が20%以上上昇しています。このように、外食産業は業績と株価が連動することが多いため、自分で足を運んで前より人が増えたな?なんて感じた会社の株を買ってみるとよいかもしれませんね。

トリドールの月次情報 (コチラからもご確認出来ます。)

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