これまで説明してきた通り、株主優待とは企業の株主に対するプレゼントです。株主優待を受けるためには、まず企業の株主になる(株を買う)必要があります。簡単にではありますが、そのステップをご紹介致します。ただし、株主になったからといって、すぐに株主優待がもらえるわけでありません。割当基準日(権利確定日)に株主として企業に登録されている必要があります。企業も株主の確認には時間がかかります。そのためには、割当基準日の3営業日前の権利付最終日に株を持っていることが条件となります。
このサイトをご覧の方には、株をやったことが無い人も多くいらっしゃると思います。まずは株主優待を受けるまでの以下の大きな6ステップを覚えて下さい。
(1)まずは株を買うために、証券会社に口座を作ります。基本的に口座開設は無料です。また他の会社に口座を開設していても、別の会社で口座を作ることも可能ですので、まずはどこでもいいので口座を作りましょう。会社の違いは手数料の違いですが、まずはお試しと考えているのであればどこで口座を開いても構いません。証券会社と聞くと、野村證券や大和証券といった会社を思い浮かべるかたもいらっしゃると思いますが、こういった大手のネット口座は手数料が少し割高感があります。ですので手数料の安いネット証券大手を選べば間違いないでしょう。(SBI証券、楽天証券、GMOクリック証券、マネックス証券、松井証券といった大手から選べば問題ありません)
(2)口座が開設できても、最初その口座にはまだお金が入っていません。勉強と思ってなくなってもいいぐらいを入金しましょう。株主優待を受けられる株の中には5万円以下で購入できる株もありますので、お金がない人はそれぐらいを目安に考えるとよいかと思います。
(3)企業の優待品をチェックしましょう。応援したくて、なおかつ優待も魅力的な株を選べるといいと思います。優待品に関しては今後少しずつこのサイトの中で紹介して行きたいと思っています。
(4)欲しい株が決まったら、ネット口座から注文を出します。実は注文をだしても実は確実に株が買えるとは限りません。株には大きく2つの注文方法があります。(1)自分で買いたい価格を提示する指値注文、(2)値段を指定しない成り行き注文の二つです。指値注文は自分が500円で欲しいと思っていた株があったとしても、それ以上の価格で欲しい人たちばかりがいると、あなたの注文が受け付けられないということがあるのです。
(5)ですので、きっちりと株が買えたかどうか(約定するといいます)を確認しましょう。
(6)権利付最終日を待ちましょう。この日に持っていた人を企業は株主と認定します。
以上のステップを経ると、数ヶ月後に株主優待が届きますので、楽しみに待ちましょう!!