月別アーカイブ: 2014年9月

テーマ株を知る! 〜オリンピック関連銘柄 part1〜

2020年に東京五輪が開催されます。世界中からの多くの人が集まるこの一大イベント、日本も国を挙げてオリンピックを大成功に導くことは間違いありません。そのためにインフラ整備や施設の建設など多くの設備投資が行われます。それだけでなく、観光から飲食店などへの大きな経済効果が見込めることから、企業への投資マネーが流入してくることは間違いありません。

事実、オリンピックが決定した2013年9月8日(日本時間午前5時)の日経平均を見てみると13,860円(2013年9月6日)でしたが、1年以上が過ぎた2014年9月24日の日経平均は16,167円と16%以上も値上がりしているのです。オリンピックの開催が近づくにつれ、まだまだ株価が上がっていくだろうと私は予測しています。

下のグラフは、国内の建設投資額の推移です。90年のバブル崩壊以降、右肩下がりが続いていましたが、2011年の震災以降復興に向けて建設投資が起こり反転しています。オリンピックは関連施設の工事費だけで4,500億円が予想されています。(人件費などの高騰もあり、私はもっと上昇すると見ています。)それ以外にも首都圏再開発なども進むことからオリンピックが追い風となり建設投資額が今後も上昇していくことは間違いありません。そのため、建設業はインフラ開発などに取り組む企業の株価を注目する必要があるのです。

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(出所:国土交通省 データはコチラ

それではpart 2からはオリンピックに関する個別銘柄に関してご紹介させて頂きたいと思います。

株主優待について知ろう! 〜2014年9月25日は権利付最終日〜

明日2014年9月25日は権利付最終日です。9月末に割当基準日を設定している企業は明日、株を保有していれば株主優待が貰えます!!権利付最終日は株主優待や配当を期待しての駆け込み需要がありますので、一般的には明日の株は上がりやすいと言われています。ただし、明後日は権利落ち日で株価が下がる傾向にありますので、よく考えて株を買ってみて下さい。

なお以前に紹介した通り10万円以下で買える株で株主優待が貰えるのはコチラ。株を買う上での参考にしてみてはいかがでしょうか?

10万円以下ではないですが個人的なオススメを記載させて頂きます。

男性向けはコロワイド。甘太郎などの居酒屋を運営する会社ですが、明日株を保有すると12月と3月に1万円ずつ優待券が送られてきます。本日時点では668,000円で株を購入することができますので、約3%もの利回りがあることになります。コロワイドが運営する居酒屋が近くにあるという人は是非検討してみて下さい。

またワタミもサラリーマンには心強い優待を用意しています。内容は500円の優待券が12回分です。1回の使用上限は1000円ですが、毎回ワタミを使っているという方は必見です。しかも、本日時点での株価は136,400円と大きなお金を出さずに買える金額になっていますので、一度優待を経験してみたいという方にオススメです。

女性向けのオススメはオリエンタルランドでしょうか。ご存知の方も多いですが、ディズニーランドを運営する会社です。オススメと言っても株主優待を得るには205万円もかかってしまいますが、ディズニーランドまたはディズニーシーで使える1dayパスポートが送られてきます。しかし、値下がりのことも考えなくてはいけません。今の株価は一株20,050円です。100株買うと、205万円ということは5円下がっただけで、5000円の損失になってしまいますので、少しの値下がりで1dayパスポート買えたじゃないか!!ということにもなりかねません。ただ、人気の株であることは間違いありませんので、検討候補の一つとして考えてみてはいかがでしょうか?

楽しく株を学ぶ 〜Lesson 6.1〜 投資家情報を見てみよう!

楽しく株を学ぶ」のコラムに目を通して頂きましてありがとうございます。

Lesson 6.1では「投資家情報を見てみよう!」について執筆させて頂きたいと思います。

Lesson 6.0では企業は皆に平等に情報を公開しているとお伝えいたしました。実際に一度確認してみましょう。まずは日本を代表するトヨタのHPをご覧下さい。(実際に皆さんも自分の手で確認して下さい)

TVCMでも取り上げられている二代目子ども店長が大きくとりあげられていますが、彼が指差しているまさにその先の画面最上部に、企業・IR情報という部分があります。こちらをクリックしてみましょう。

Toyota

クリックすると左側に下のイラストの左部と同じような画面が現れます。この中の赤い丸で囲んだ部分に投資家情報とあるのがお分かりいただけますでしょうか?こちらにカーソルを会わせると、下にあるような投資家に関する情報が出て参ります。だいたいどの会社も「トップメッセージ」「決算報告」「IRライブラリ」といった内容があります。こちらをクリックすることで、企業が発信している情報を確認するこができます。

ここで「IR」という言葉が出てきました。この言葉は確実に覚えておきましょう。「Investor Relations」の頭文字をとっています。Investorは投資家、Relationsは関連という意味で、投資家関連の情報ですということも示す言葉です。企業によってはIR情報などと表すだけの場合もありますので、IRという言葉が出てきた時にはすぐに「投資」に関連する企業の情報はこちらから見ればいいんだな!と理解して下さい。

 

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8月の外食産業を読み解く3つのポイント!

8月の外食産業の動向が出そろいましたので、現状を3つのポイントから読み解いてみたいと思います。

8月の外食産業月次結果一覧

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①業績回復の企業が増えてきた。
動向を確認した 31社のうち、21社が既存店売上高で前年同期比プラスとなりました。景気の回復が言われ続けてからも外食産業は厳しい状況が続いていましたが、ようやく業績の回復が見えてきたようです。この数字を読み解くと業績の回復の要因は客単価を上げたことに起因しています。安売り競争を続けてきた業界がようやく全体的に価格を上げる方向で動いてきたことは業界にとってプラスとなると思います。(消費者の立場からすると厳しいですが)

②客数はまだまだ回復せず
結果を確認すると、31社中、11社しか客数を前年より伸ばせていません。以前にこちらのコラムで紹介しましたが、客数が回復しているところは、高単価の業態から飲みの客を取り込んだことが挙げられます。客数を伸ばす戦略をどのように練るか、これが業績回復の一番のポイントとなるようです。 

③客数、客単価が大きく回復してきたトリドールに注目

8月のトリドールの月次情報を確認すると、客足、客単価ともに大きく回復してきています。これは初めて行ったTVCMによるところが大きいと思われます。以下に月次情報と株価を載せました。やはり、8月からの業績回復を予想して、株価が20%以上上昇しています。このように、外食産業は業績と株価が連動することが多いため、自分で足を運んで前より人が増えたな?なんて感じた会社の株を買ってみるとよいかもしれませんね。

トリドールの月次情報 (コチラからもご確認出来ます。)

Torido ru Torido ru stock

 

新製品販売を休止するという決断をしたゴールドウインを読み解く3つのポイント!

20140924(水)の日経MJの一面では、スポーツウェアを扱うゴールドウインに関する記事がありました。「チャンピオン」や「ザ・ノース・フェイス」などを取り扱う会社というと、皆様も身近に感じるのではないでしょうか。今回の記事では1975年の米国チャンピオン社とのライセンス契約開始以来初めて、チャンピオンの新製品を発売しないことを決定したとの記事がありましたので、3つの視点から読み解いてみたいと思います。

①ゴールドウイン社について
ゴールドウイン社はミズノ、アシックス、デサントに次ぐ業界4位の規模。競技スポーツの他にアウトドア製品が充実していることが特徴として挙げられます。景気の回復とともに、オリンピック決定後はスポーツへの機運も高まっていることから業績は回復しているものの、消費者のニーズの変化が激しく、スポーツブランド以外のアパレル企業の参入もあり、厳しい競争環境におかれています。

アシックス   売上高3294億円 営業利益265億円
ミズノ     売上高1832億円 営業利益56億円
デサント    売上高1099億円 営業利益62億円
ゴールドウイン 売上高548億円   営業利益22億円 

②新製品を販売しないという意思決定について
ゴールドウイン社は2014年7月末に開いた来春夏の事業方針説明会で「もはやジャージは大衆のトレンドから脱落した。根底から変えないといけない」として、チャンピオンブランドの新製品を発売しないことを決定したようです。チャンピオン事業の売上高のうち4割がジャージの売上であり、新製品を販売しないことで15%までジャージの売上比率は下がるとのこと。

この決定、私自身は非常に優れた判断だと感じました。ジャージを昔と比べて着なくなったと思う人は多いのではないでしょうか?私自身もその一人です。ライセンス契約があるから商品を売り続けなければならないという意識にとらわれると、成長企業に必要な要素の一つである「分析」がおろそかになります。実際にゴールドウインの事業部長の方も「誰がどんな時に使っているか分からないまま売り続けては付加価値が出せなくなる」として、製品の見直しを決めたようです。スポーツ選手が着たいジャージという原点に振り返ることで、既存の強みを活かした商品戦略をとっていくことは同社の再成長を加速させる要因になると考えています。

 ③ゴールドウインの株価について

以下にゴールドウイン社の過去2年の株価を示します。また、比較のためアシックスの株価を載せました。オリンピックが決まった2013年9月以降の株価に歴然の差があることがお分かりでしょうか。ゴールドウインは横ばいを続けるなか、アシックスは右肩上がりに上がっています。やはり、業績が伸び悩むジャージの事業を抱える会社よりも、スポーツに特化しているアシックスの方がオリンピックをテーマに株が買われていたという事でしょう。しかし、直近でゴールドウインの株価が8月から一気に上昇していることがお分かりでしょうか?これ、実は自社株買いという会社自身が自社の株を買っているという理由が一番大きいのですが、7月末に開いた事業説明会のジャージ事業へのテコ入れに期待している投資家も少なからずいるのではないでしょうか?同社の売上のうち約40%はアスレチックスタイル事業と呼ばれるチャンピオンを主軸とした事業です。会社の事業方針であったように戦略を見直して、この事業の成長が見えたときはゴールドウインの株価は更に上昇していくかもしれませんね。

ゴールドウインの株価
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アシックスの株価

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楽しく株を学ぶ 〜Lesson 6.0〜 企業の情報はどこで調べる?

楽しく株を学ぶ」のコラムに目を通して頂きましてありがとうございます。

Lesson 6.0 では「企業の情報はどこで調べるのか?」について執筆させて頂きたいと思います。

前回のコラムでは成長企業を見つけて投資をしてみる事が楽しく株を学んで行く上で重要とお伝えしました。ではそもそも企業の情報はどこから得るのが一番詳しいのでしょうか?少し考えてみて下さい。

今、皆様の頭の中にはどんな答えが浮かびましたか?経済学者でしょうか。証券会社のアナリストでしょうか?テレビで賢そうに話している人などを思い浮かべた方もいるかもしれません。

それでは答えをお伝えします。

答えは「企業」です。

これは間違いありません。経済学者もテレビのコメンテーターも企業が発表した情報を発信しているわけです。証券会社に務める証券アナリストも企業の情報をもとに独自の分析を加えて投資家に情報を伝えているのです。つまり企業が発する情報が全て基になっています。これには理由があります。株式市場に上場している企業は株を一般人に買ってもらうために情報を公開します。その情報は公平性を保つために、平等に公開しなければならないというルールがあり、これを破ってしまうと法律で罰せられてしまうからです。

つまり、企業が成長する理由を見つけるための情報は平等に手に入るわけです。あなたなりの分析をして成長企業を探してみましょう。
(実際には不平等な部分もありますので、その部分も今後説明していきます。しかし株を楽しむ上で深く考える必要はありません。企業の情報から成長企業を探してみましょう!)

実際に次のコラムでは、企業の情報をどうやって調べるかを説明していきたいと思います。。

iPhone6とアップルの株価を読み解く3つのポイント!

先日9月19日に販売したiPhone6、既に購入された方もたくさんいらっしゃるかと思います。ネット予約で購入出来るにも関わらず早く手に入れたいために、Appleの前に行列が出来ていた事はご存知の方も多いはず。

iPhone6とアップルの株価を3つのポイントから読み解いてみたいと思います。

①過去最高の販売初速!
販売開始前の行列を見て相変わらずの人気だなぐらいに思っていたのですが、米アップル(証券コード AAPL)からの発表によるとiPhone6とiPhone6プラスの発売後3日間での販売台数が1000万台を突破したとのことです。事前の予想では最高販売台数が1000万台前後と見ていた専門家が多くいたことから、予想以上の勢いで売れたことが分かります。ちなみに、過去の製品の販売後3日間での販売台数はiPhone4が170万台、4Sが400万台、5が500万台、5Sと5Cが900万台となります。

アップルからの発表はコチラをご参照下さい(英語です)。

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②アップルの営業利益はiPhoneが牽引する!
アップルはPCやiPadなど優れたプロダクトを量産しています。しかし皆さんはアップルと言えばiPhoneを真っ先に思い浮かべるでしょう。実際、アップルの成長の原動力はiPhoneが牽引していると言っても過言ではありません。以下にiPhoneの販売台数推移とアップルのOperating Income(営業利益)を示しました。ほぼ同様の成長の軌跡を辿っています。実際その相関係数は0.96と完全なる相関があるといっても過言ではありません。

iPhoneの販売台数推移

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アップルの営業利益

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(なお、iPhoneに関する過去のアップルの発表は全てコチラから確認できます)

 ③アップルの株価について
iPhoneの発売(2007年6月29日) 以降、iPhoneとともに右肩上がりでアップルの株価は上がっています。今回のiPhone 6/6plusは専門家の予測を上回る売れ行きを見せています。26日には新たに20カ国で販売を開始するため、販売が加速していくでしょう。この流れにのって更に株価が上がるのでしょうか。また、10月からは電子決済サービスの「アップルペイ」が10月から始まります。成長した企業は金融事業を取り込んで行き更なる成長をしていくものです。ここからのアップルの動きユーザーだけでなく、多くの投資家が注目をしていることでしょう。

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株主優待について知ろう! 〜2014年10月の優待株〜

2014年10月に株主優待が貰える株についてまとめてみましたので、ご確認下さい。

2014年10月末日に決算日を迎える株の権利付最終日は2014年10月28日です。(この日に持っていれば株主として登録され、株主優待が届きます)今から約1ヶ月間株を勉強しながら気になる銘柄を探して、優待品を狙ってみるのもいいかもしれませんね。

証券コード 会社名 優待内容 価格(2014年9月23日時点)の順に記載致します。  
(なお、証券コードをクリックすると、Yahoo ファイナンスの株主優待ページにリンクします。直近の株価も見れて便利です。) 

1766 東建コーポレーション ゴルフ観戦入場券or割引券 48,750円
1873 東日本ハウス 小麦のビール缶 12本セット 507,000円

2830 アヲハタ 自社商品1000円分 179,000円
2910 ロック・フィールド 工場見学 193,000円
2923 サトウ食品工業(株) 自社商品1000円相当 304,500円
3287 星野リゾート・リート投資法人 宿泊割引券2000円分 1,145,000円 
3318 メガネスーパー 30%割引券 5,100円
3329 東和フードサービス 優待食事券1500円分 2,639,000円
3361 トーエル 自社製品1500円相当 341,000円
3731 京王ズホールディングス QUOカード1000円分 57,400円
4355 ロングライフホールディング 老人ホーム優待券10万円分 39,400円
4666 パーク24 駐車サービス券2000円分 170,900円
7640 トップカルチャー レンタル優待券2000円or図書券1000円 156,300円
7968 TASAKI 商品10%割引券×2枚 110,900円
8079 正栄食品工業 菓子詰め合わせ1000円相当 89,600円
8917 ファースト住建 タンブラーセット 135,600円
9444 トーシン 携帯電話割引&ゴルフ招待券 58,600円
9603 エイチ・アイ・エス 優待割引券2000円 289,400円
9678 カナモト 商品3000円相当 3,780,000円
9824 泉洲電業 QUOカード1000円 187,900円 

また、2014年10月20日に決算日(権利確定日)を迎える会社は以下。 2014年10月15日(権利付最終日)に株をを持っておくことが必要です。

7959 オリバー カタログ商品50%割引券 1,295,000円

テーマ株を知る!

皆様はテーマ株という言葉をご存知でしょうか?

テーマ株とは旬の話題に関連する株のことを言い「○○関連株」などとも言われます。その時代に応じた製品や産業など、将来性のあるキーワードがテーマとなります。1999年から2000年にかけてインターネット関連の株価が高騰しました。これは人々の生活の中にもITが入り込み、その後の爆発的な普及に向けてIT関連企業が大きく成長するだろうとの期待からインターネット関連株に投資が集まったわけです。

今最も注目すべきテーマ、それは国が成長を応援しているテーマだと思います。株の格言にも「国策に売りなし」とありますが、国が応援するテーマ(国策)は株価上昇の大本命と見られることが多いのです。

今、注目すべき国策テーマを3つ読み解いてみたいと思います。

オリンピック関連株
これはもう言うまでもないでしょう。2020年に東京五輪が開催されます。長期安定政権を目指す安倍首相は間違いなく、様々な施策を行いオリンピックを成功に導くはずです。どうしたらオリンピックを成功に導けるか?この視点を我々ももつことで、このテーマの株がますます身近なものに変わるはずです。競技場の建設や交通網の整備、宿泊先の建築、インフラの整備などが必要なことは誰にでも分かります。普段は意識しない企業も、こうしたテーマを通して接して身近な企業へとかえ、株を学んでいきましょう。

②カジノ関連株
先進国でカジノがないのは日本だけ!そういった声を聞いたことがあるかもしれません。今、日本は経済成長の柱の一つとしてカジノの解禁に向けて動いています。カジノと聞くとギャンブルのイメージが強いですが、実際はホテルや様々なアミューズメント施設などの統合型リゾートを意味します。統合型リゾートができれば、海外からの観光客をさらに招き入れることが出来、外貨をたくさん使ってもらうことで日本の経済の活性化につながります。

③次世代エネルギー関連株
2011年震災後の福島の原発事故を受けて、日本は全ての原発の稼働を停止しました。その影響で国内の電気料金は一気に値上がりしました。これは月々の電気代を支払っている方であれば身近に感じていることでしょう。国策としては短期的方法と長期的方法の2つの解決策を講じてくるはずです。短期的な方法は安価でエネルギーを作るために燃料効率のよい発電所の設立や安価なエネルギーの輸入です。長期的方法としては、安倍政権の成長戦略にも掲げられた自然エネルギーの活用などが挙げられます。

まずは以上のテーマに関して、個別の銘柄を踏まえて執筆していきたいと思います。皆様のご参考になれば幸いです。

売れそう・売れてる製品を読み解く! 〜スマホde顕微鏡〜

売れそうな製品や売れてる製品をピックアップして投資に役立てる力を育てて行きましょう。

本日の製品は「スマホde顕微鏡」です。学研ステイフルが9月26日に発売するこの商品。本体にスマホを載せて、カメラアプリを起動させることで、顕微鏡写真が撮影できるというもの。過去にも同様の商品はありましたが、2700円という価格の安さや使いやすさなど非常に面白そうな商品です。子どもの研究にも使えそうですし、ブログの面白いネタになりそうです。とりわけ、SNSなどに直結しやすいことからもヒットする可能性は高いといえるのではないでしょうか。

商品の特徴は以下
①スマートフォンを本体に乗せるだけの簡単セッティング
②画面を見ながら顕微鏡写真の撮影が可能 
③立体のものを見ることも可能
④動画モードで被写体を拡大したまま録画することも可能
⑤どのスマートフォン機種にも対応
⑥持ち運び便利なコンパクト設計
⑦ダイヤルひとつでピント調整も簡単
⑧3種類の交換レンズで倍率が選べる
(スマートフォンのデジタルズームを利用して、約2~10倍、約4~20倍、約16~80倍) 
⑨LED照明つきで暗くても安心⑩LED照明は透過、反射どちらもOK 

売れそうだなと思いピックアップして調べてみたら、第78回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2014にて、「スマホde顕微鏡」がグランプリを獲得したようです。

正直、この製品が投資にどう役立つの?と思われる方も多いと思います。私自身も直接株価を上げる商品だとは思っていないのですが、こういう身近な商品で投資への力を養って行くと面白いかと思いピックアップしました。

この学研ステイフル、教育でもおなじみの株式会社学研ホールディングスが100%の株を持つ会社です。2013年9月期の学研ホールディングスの売上高は868億円です。(学研ステイフル自体の売上は37億円。)本製品の価格は2700円ですので、仮に代理店などを通さず2700円が全部売り上げに計上されるとして、100,000個売れてやっとその売上が2億7千万円になるというわけです。学研全体でみると0.3%の影響力ぐらいしかないということになります。得てしてこういった商品がテレビなどで取り上げられたりすると、親会社の株価に影響を与えることもあります。しかし、実際にはこれぐらいのインパクトしかないということを知っておくと、一時の株価の下落、上昇にだまされずにすむのです。

しかし、、個人的に欲しいと思う一品でしたので、紹介させて頂きました。

Smaho de kenbikyo

How to use